芹工務店営業田中のブログです。日々思うこと・感じたこと・趣味のことなどを書かせてもらいます。
こんばんは 田中です。
今日はタイトル通り、シラス壁の防水性について書きたいと思います。
上の写真は"住まいの出来るまで"をご覧の方はご存知かと思いますが、
7月上旬完成予定の沼津の現場です。
この写真がちょうどシラスそとん壁の下塗りを終えた状態です。
この下塗りこそがシラス壁の防水性を担っているのです。
この壁の原材料はご存知の通り、火山灰シラスです。
これには非常に細かい穴が空いております。
竹炭や珪藻土もそう呼ばれますが、いわゆる多孔質な材料です。
この穴の大きさが雨などの水の粒子よりも小さいのです。
壁は当然ですが、垂直に立っております。
雨天時に、そとん壁の上塗り材からしみ込んだ水分は
下塗り材の表面2ミリの深さでとまり、水分の重みから
それ以上しみ込まず下へ下へと移動していくのです。
この水分が下へと働く重みと内側へしみ込もうとするスピードのバランス点が、
下塗り材の表面から2ミリの深さなのです。
これにより内側への水分侵入を防いでいます。
また、多孔質なこの壁は上記のような防水性に
併せて高い断熱性も持っています。
数値にすると熱伝導率は0.20W/(m・K)で、
モルタル等と比較すると極めて低い数値となります。
従って、外部の温度を建物内に伝えにくく、
当社の勧める断熱材アイシネンと併用すると
言うまでも無く、冷暖房の超高効率化にも繋がり
省エネ、地球環境保全に貢献すると考えられます。
このシラスそとん壁+アイシネンを使用した
快適空間の住まいが7月初旬に完成します。
施主様のご厚意により、完成現場見学会も予定しております。
どうぞ、ご期待下さい。(*^ー^)
PR
この記事にコメントする