芹工務店営業田中のブログです。日々思うこと・感じたこと・趣味のことなどを書かせてもらいます。
先日のブログの続きです。
前回のブログでは同じ金額を同じ金融機関、同じ住宅ローン商品で
借りたとしても借り入れ期間が違うとこれだけ差が出るんですよ
という内容を書かせてもらいました。
今日は前回の記事に対する補足です。
期間以外にももう一つおなじ条件下であっても
総支払額に差が出る要因がありました。
それは返済方法です。
返済方法には二つあります
それは元利金等返済と元金均等返済です。
両者の特徴は・・・
元利均等返済は、毎月の返済額すなわち元金と利息の合計が
一定額となる返済方法で、元金均等返済よりも一般的な返済方法です。
実際、僕が相談を受けローンを組まれた方のほとんどがこの返済方法を
選択されています。メリットとしては毎月の返済額が一定なので
返済計画が立てやすいことと、元金均等返済に比べて当初の返済負担が
大きくならないことが上げられます。
逆に元金均等返済はその名の通り毎月一定の元金に残元金に対しての
利息額を上乗せしていく返済方法なので、返済が進むほど毎月の返済額は
少なくなり将来の負担が軽くなります。
元利均等返済に比べると当初の負担が大きくなりますが、その分融資残高が
減りやすく総返済額が少なくなる返済方法です。
一般的なローン条件でこの二つを比較してみます。
借入額:3,000万円
ローン商品:10年固定 当初金利:2.0%(変動後は3.5%で試算)
返済期間35年
元利金等返済の場合
月々の返済額(当初10年間):99,378円(固定期間内は変わらない)
総支払額:47,191,359円
元金均等返済の場合
月々の返済額(当初10年間):121,428円~(残金が減るごとに減少)
総支払額:44,608,675円
このように約250万円ほどの総支払額の差がでます。
だったらみんな元金均等返済を!と思われるかもしれませんが
現実、なかなか選択される方はいませんし、それはローンアドバイザーとして
言わせてもらえば「正解」だと思います。
数字の損得だけで返済方法は決められません。
ライフステージの変化による「家計余裕度」に合わせて選択する事が
ローン選びでは重要です。
前回のブログでは同じ金額を同じ金融機関、同じ住宅ローン商品で
借りたとしても借り入れ期間が違うとこれだけ差が出るんですよ
という内容を書かせてもらいました。
今日は前回の記事に対する補足です。
期間以外にももう一つおなじ条件下であっても
総支払額に差が出る要因がありました。
それは返済方法です。
返済方法には二つあります
それは元利金等返済と元金均等返済です。
両者の特徴は・・・
元利均等返済は、毎月の返済額すなわち元金と利息の合計が
一定額となる返済方法で、元金均等返済よりも一般的な返済方法です。
実際、僕が相談を受けローンを組まれた方のほとんどがこの返済方法を
選択されています。メリットとしては毎月の返済額が一定なので
返済計画が立てやすいことと、元金均等返済に比べて当初の返済負担が
大きくならないことが上げられます。
逆に元金均等返済はその名の通り毎月一定の元金に残元金に対しての
利息額を上乗せしていく返済方法なので、返済が進むほど毎月の返済額は
少なくなり将来の負担が軽くなります。
元利均等返済に比べると当初の負担が大きくなりますが、その分融資残高が
減りやすく総返済額が少なくなる返済方法です。
一般的なローン条件でこの二つを比較してみます。
借入額:3,000万円
ローン商品:10年固定 当初金利:2.0%(変動後は3.5%で試算)
返済期間35年
元利金等返済の場合
月々の返済額(当初10年間):99,378円(固定期間内は変わらない)
総支払額:47,191,359円
元金均等返済の場合
月々の返済額(当初10年間):121,428円~(残金が減るごとに減少)
総支払額:44,608,675円
このように約250万円ほどの総支払額の差がでます。
だったらみんな元金均等返済を!と思われるかもしれませんが
現実、なかなか選択される方はいませんし、それはローンアドバイザーとして
言わせてもらえば「正解」だと思います。
数字の損得だけで返済方法は決められません。
ライフステージの変化による「家計余裕度」に合わせて選択する事が
ローン選びでは重要です。
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今日は住宅ローンの事を書きます。
テーマは総支払額についてです。
総支払い額というのは簡単にいうとローンの申込みから
始まって最終支払いまでにその金融機関に払う全ての合計金額です。
内容としては
・融資手数料
・保証料
・元金
・利息
これらの合計金額です。
実は、同じ金額を借りたとしてもある条件によって総支払い額は
大きく変わってきます。
それは返済期間です。
分かりやすいように実際の例をあげてみます。
借入額:2,000万円
返済方法:元利金等法
ローン商品:10年固定 当初金利:2.0%(変動後は3.5%で試算)
融資手数料:52,500円
返済期間25年の場合>>27,176,026円
返済期間30年の場合>>29,262,904円
返済期間35年の場合>>31,478,271円
以上のように同じ2,000万円を借りたとしても、その返済期間によって
こんなにも大きく差が出てくるのです。
この結果から、「なんだ住宅ローンは少しでも短く組むべきだな」と
思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。
長い付き合いとなる住宅ローンです。
返済期間25年と35年を比較してみると総額で400万円以上の差があります。
この差はもちろん月々の支払いにも影響し
35年では月々66,252円に対して25年は月々84,770円と約2万円の差があります。
これは当初優遇期間の支払い額ですから、変動するとさらにその差は大きなものなる
可能性は十分あります。
ローンはリスクを考えることが一番重要です。
むやみに長い期間のローンを組むことはありませんし、無理して短くすることも
ありません。将来の家族の変化や出費が増えることを考慮し
少しでもリスクの少ない返済方法およびローン商品を選ぶことをオススメします。
補足ですが、少し余裕を持った期間でローンを当初組んでおいて繰上げ返済によって
返済期間を縮小していくという上手な返済方法もあります。
次回はこの繰上げ返済について書いてみたいと思います。
テーマは総支払額についてです。
総支払い額というのは簡単にいうとローンの申込みから
始まって最終支払いまでにその金融機関に払う全ての合計金額です。
内容としては
・融資手数料
・保証料
・元金
・利息
これらの合計金額です。
実は、同じ金額を借りたとしてもある条件によって総支払い額は
大きく変わってきます。
それは返済期間です。
分かりやすいように実際の例をあげてみます。
借入額:2,000万円
返済方法:元利金等法
ローン商品:10年固定 当初金利:2.0%(変動後は3.5%で試算)
融資手数料:52,500円
返済期間25年の場合>>27,176,026円
返済期間30年の場合>>29,262,904円
返済期間35年の場合>>31,478,271円
以上のように同じ2,000万円を借りたとしても、その返済期間によって
こんなにも大きく差が出てくるのです。
この結果から、「なんだ住宅ローンは少しでも短く組むべきだな」と
思われるかもしれませんが、一概にそうとも言えません。
長い付き合いとなる住宅ローンです。
返済期間25年と35年を比較してみると総額で400万円以上の差があります。
この差はもちろん月々の支払いにも影響し
35年では月々66,252円に対して25年は月々84,770円と約2万円の差があります。
これは当初優遇期間の支払い額ですから、変動するとさらにその差は大きなものなる
可能性は十分あります。
ローンはリスクを考えることが一番重要です。
むやみに長い期間のローンを組むことはありませんし、無理して短くすることも
ありません。将来の家族の変化や出費が増えることを考慮し
少しでもリスクの少ない返済方法およびローン商品を選ぶことをオススメします。
補足ですが、少し余裕を持った期間でローンを当初組んでおいて繰上げ返済によって
返済期間を縮小していくという上手な返済方法もあります。
次回はこの繰上げ返済について書いてみたいと思います。